介護をする時の心構えについて

介護をするにあたって心がけたいことは、お年寄りに快適な生活を送ってもらうとともに、介護者への負担がなるべくかからないようにするということです。介護をすることを大変な苦労と考えずに、家族の絆を見直すきっかけになるとプラスに考えてみてはいかがでしょうか。きっと、介護に対する考え方も変わってくるはずです。ここでは、介護をする時の心構えについて説明していきたいと思います。

介護を受ける人の気持ちを考えて行動しましょう

相手の人格を傷つけるような言葉はもちろんのこと、相手を否定したり訂正したりする言葉はなるべく使わないようにしましょう。使っていけない言葉は、「ダメです」、「違います」、「いけません」などの言葉です。介護をする時にこれらの言葉を使ってしまうと、お年よりは人格を否定されたような気持ちになってしまいます。心ない言葉が原因でお年寄りと介護者との信頼関係に溝ができてしまうこともあるでしょう。

また、介護をするときは介護を受けるお年寄りの自尊心を傷つけないようにしましょう。介護を受けているお年寄りはとても敏感で、心がこもっていない対応をするとすぐに気づいてしまいます。言葉づかいは丁寧に、思いやりの気持ちをもって接するようにしましょう。

楽しみや、生きがいを持って生活できるように接しましょう

一緒にお茶を飲みながら、お年寄りが好きな話題について話してみましょう。そのためには、普段からお年寄りがどういう話題が好きなのか、また、お年寄りの趣味は何か把握してお年寄りが楽しめるような雰囲気を作っていきましょう。

食事はなるべくお年寄りと家族が一緒にとるように心がけ、お年寄りが家族の一員であることを実感できるようにしましょう。そうすれば、お年寄りは毎日の生活に楽しみや生きがいをもって生活することができるでしょう。

いろんなサービスを利用して介護の負担を減らしましょう

これからはさらに高齢化社会が進んでいくと言われております。また、高齢者が高齢者を介護しているといったケースも多く見られます。介護をしている高齢者には肉体的にも精神的にもかなりの負担がかかっているといえます。介護疲れの果てに共倒れになってしまってはどうしようもありません。

現在は、介護保険制度よりデイサービス、ショートスティなどのサービス、介護用品の支給や貸与、住宅改善費の支給などのサービスを受けることができます。これらのサービスを上手に利用して、介護者にかかる負担をできるだけ減らすようにしましょう。介護は無理なく続けることが重要です。

お年寄りの部屋は日当たりが良い場所にしましょう

介護を受けているお年よりはただでさえ外出する機会が少なくなります。部屋にこもってしまうと気分も沈みがちになりますので、お年寄りの部屋はなるべく日当たりが良い場所にするようにしましょう。それだけでも気分的に違うはずです。また、部屋は食堂、トイレ、浴室から近い場所を選んだほうが介護をする際に便利です。

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