入浴の介護の仕方
入浴の介護の際に最初に気をつけなければならない事は、かかりつけの医者から入浴の許可がでているかという事と、心臓病などの病気がある場合には、かかりつけの医者に入浴する時に注意しなければならないことを聞いておくことです。
排泄は入浴前にすませるようにしましょう。本人の顔色がいいかどうか、けいれんや発作などがないか確認してから入浴させるようにします。体調が悪い場合には入浴は控えるようにしましょう。入浴するとかなりの体力が消耗しますので、入浴時間はだいたい10分くらいがよいでしょう。
浴槽に入るのが困難な場合には、シャワーを浴びるだけでもスッキリします。また、全身浴が出来ない場合には手足などの部分浴をするだけでも違いますので部分浴をお勧めします。
入浴する際は、浴室に危険なものがないかチェックして、安全を確保するようにします。介護者は、お湯でぬれてしまうことがあるので、作業に適した服装になるようにします。入浴中は、「湯加減はどうですか?」などと声をかけるようにし、体調に変化がないかどうかしっかりと観察するようにします。入浴が終わった後は、気分が悪くないかどうか確認し、体調が悪い場合には休ませるようにしましょう。水分補強も忘れずに行ってください。