衛生面を保つための介護の仕方
洗面、歯磨きについてはなるべく自力でやってもらうようにしましょう。これらの作業はリハビリにもつながります。
朝の洗面は一日のサイクルの始まりになりますし、とても気持ちの良いものです。洗面所まで移動できない場合には、ベッドに必要な用具を準備して自力でやってもらうようにしましょう。どうしてもお年寄りが自力で出来ない場合に限り介護するようにします。お年寄りは口の中の浄化作用が若い人に比べて衰えており、歯磨きをおろそかにすると強い口臭を発するだけでなく、歯周病や口内炎の原因にもなります。歯磨きはこまめに行うようにしましょう。
寝たきりのお年寄りで入浴することが出来ない場合には、熱いタオルで身体をふいて清潔にし、衛生面を保つようにしましょう。
熱いタオルで身体を拭くことにより、身体を殺菌することもできます。血行も良くなり、お年寄りがリラックスする効果もあります。身体をふく際に、お年寄りの皮膚などで気になった点があれば、家族やかかりつけの医師に速やかに報告するようにしましょう。