車椅子での介護の仕方
事前に介助者はお年寄りの車椅子の動かし方、ブレーキのかけ方など車椅子の操作方法を一通り学び、誰も乗せない状態で実際に動かしてみると良いでしょう。なお、この作業は必ず行ってください。操作が慣れていない段階でお年寄りを車椅子に乗せて移動してしまうと、操作を誤って交通事故などに遭ってしまう恐れがあります。タイヤの空気漏れはないか、故障している部位はないか確認したうえでお年寄りを車椅子に乗せるようにします。
慣れるまでは家の庭などで練習するようにし、段階をおって移動する範囲を広げていった方が良いでしょう。坂などではお年寄りが車椅子から落ちてしまわないように十分注意するようにしましょう。
車椅子で長時間移動する場合には、おしりが痛くならないように時々姿勢を交換するようにしてください。車椅子の使用後は、お年寄りの体調に変化はないか確認するようにしましょう。車椅子の故障があった場合には速やかに家族に報告し、修理してもらうようにしましょう。